Photoshop ccで写真の色を変える!色調補正パネル全部紹介!

Photoshopには、画像の色を変える方法が沢山用意されています。
その中で、色調補正の機能をいくつか紹介します。


1.色調補正について

フォトショップで写真の色を変えるには、色調補正を使います。使える色調補正は、数種類あり、色調補正パネルにまとめられています。




2.明るさコントラスト


絵馬の写真が暗いので、明るくしようと思います。
単純に画像の明るさを変えるには、「明るさ・コントラスト」が便利です。


属性パネルが表示され、明るさ・コントラスト用の内容が表示されます。
今回は、明るさに70を入れて明るくしています。





3.レベル補正

次は、レベル補正です。


属性パネルに、レベル補正用の内容が表示されます。
山の稜線のように見える物は、画像の暗いところと明るいところの量を表しています。
一般的に、下の入力欄の矢印が、山の裾野あたりに来ると、暗さと明るさが両方強調され、コントラストの強めの締まった画像になるといわれています。





4.トーンカーブ


レベル補正同様に、画像の明るいところと暗いところを調整できるのがトーンカーブです。より詳細な調整が可能な分、色調補正の中でも扱いが難しい物の一つです。


右上がりのグラフの様なものが表示されます。このグラフを上下に形を変えることで、明るさを変えることが出来ます。
一般的に、左下の線をより下に、右上の線をより上にして、S字カーブのような形にしてあげることで、暗いところはより暗く、明るいところはより明るく、コントラストの大きい画像を作ることが出来ます。





5.露光量

露光量も、明るさをに変えることが出来ます。極端に明るくなったり暗くなったりするので、入力する値は少なめで良いです。


属性パネルに、露光量用の内容が表示されます。
試しに、露光量を1にしてみると、かなり明るくなるのがわかります。
入力する数値は、少しで大丈夫そうです。



6.自然な彩度

自然な彩度は、色を鮮やかにしたり、薄くしたりできます。名前の通り、彩度を調整できる色調補正です。


属性パネルが、自然な彩度用の内容になります。
「自然な彩度」と「彩度」の違いは、「自然な彩度」が、もともと彩度が濃い個所はより濃く、薄いところは薄く調整してくれるのに対して、「彩度」は、一律に彩度を変更します。





7.色相・彩度

色相・彩度・明度を一回で変えることが出来るのが色相・彩度です。
調整できるものが多いのが特徴です。色の要素(色相・彩度・明度)を一気に変えるのに向いています。


属性パネルが、色相・彩度の内容に変わります。
色相・彩度・明度の値を各々入力することが出来ます。
今回は、色相:+40、彩度:-9、明度:0にしています。
一気に画像の色が変わるのがわかります。




8.カラーバランス

次はカラーバランスです。
色相を変えることが出来ます。


シアン<->レッドを-16
マゼンタ<->グリーンを+10
イエロー<->ブルーを+11
に設定してみました。全体的に青っぽい色が強調されるようにしてみました。





9.白黒


モノクロの写真を作ることのできる色調補正です。
ただ単純に彩度を無くすわけではなく、色相を指定して、白にするか黒にするかを細かく指定することが出来ます。


今回は、他の色に比べて、シアンを極端に下げて、青空を暗くしてみました。





10.レンズフィルター

レンズフィルターは、カメラのフィルターのように、画面全体に色を乗せる様に調整することが出来ます。


今回は、少し青みが強く、寒い感じのする写真を、温かく感じる様にしてみます。
フィルター暖色系(85)を、30%で指定しています。


11.チャンネルミキサー

チャンネルミキサーは、光や色を構成するの各色を指定して調整することが出来ます。通常、チャンネルミキサーを選択した時、最初にRが選択されており、レッドを調整できる状態にあります。


今回は、赤の色を調整して、写真を赤っぽく仕上げています。
出力先チャンネル:レッド
レッド:+120%
グリーン:+10%
ブルー:+5%





12.カラールックアップ

カラールックアップは、あらかじめ定められた色の変え方で、一気に画像の色を変えることが出来ます。


今回は、「Soft_warming.look」を選択しています。
細かい調整をするというよりは、一気に複数枚の写真を、同じような仕上がりに変えたい時などに使えると思います。




13.色調の反転

色調の反転は、その名の通り、色調を反転させることが出来ます。
色調の反転は、属性パネルでオプションを選択することが出来ません。






14.ポスタリゼーション

写真を、アーティスティックな感じに仕上げる事が出来るのが、ポスタリゼーションです。


階調数を設定することで、好きな感じに調整できます。





15.2階調化

2階調化は、画像のピクセルの明るさに応じて、白か黒で表示されます。


しきい値を調整することで、どれくらいの明るさで白にするか、どれくらいの暗さで黒にするかを調整できます。




16.特定色域の選択

特定色域の選択は、選択した色に合わせて、色相を変えることが出来ます。


今回は、以下の設定にしてみました。
カラー:ブルー系
シアン:-70%
マゼンタ:+100%
イエロー:+100%
ブラック:+50%




17.グラデーションマップ

画像の明るいところ、暗いところに合わせて、指定したグラデーションで再現します。
画像の補正というよりは、アーティスティックな表現をしたり、テクスチャを作成したりするのに向いています。

今回は、赤から緑に変化するグラデーションを選んでみました。




今回は、色調補正パネルから選べる色調補正を、ひとつずつ紹介しました。
実際には、紹介したもの全てを使いこなす必要はあまりなく、必要そうなもの、自分が使いやすいものを取捨選択できるとよいと思います。
また、今回紹介した使い方だけでなく、一つ一つの色調補正に、様々な使い方があるので、そちらも合わせて調べてみてください。